ジーンズソムリエツアー(ジーンズ製造工場等見学会)参加レポート [2014年1月(平成26年)]
公開日: ジーンズソムリエ体験記
ジーンズソムリエに合格したら・・と楽しみにしていたことの1つが、合格者限定の工場見学ツアー。
合格通知とともに届いた案内に、ツアーには定員があること、応募者多数の場合は「抽選」になることが書いてあり、「抽選に漏れたら切ないなぁ。。」としょんぼりしてたんですが、ありがたいことに当選し、参加することができました。
また、ツアーの追加開催も決まり、1回目の抽選に漏れた人も見学できるようになったようです。よかった♪
ということで、まず、工場見学が抽選だった件に関して、わたしが知ってる範囲のことを記録しておこうと思います。
もくじ
ジーンズソムリエツアーは、合格したら皆行けるの?
合格通知と一緒に届いた工場見学ツアーの案内で、ツアーに定員があることを知ってびっくり。(そもそも401人も合格するというのが主催者の想定外だったのかもしれません。)
せっかくがんばって合格したのに、希望者全員は参加できないかもしれなかったらちょっと残念だなぁ。と思ったので、できれば、希望者全員参加できるように何日かにわけるなどして実施してもらえないかと、プロジェクト事務局に要望を出しました。
お返事によると、当初から応募者多数の場合は、別日で開催することが検討されていたそう!
ただ、認定証授与式から日が離れてたら、もう1回児島に行くのは旅費的に難しいなぁと思っていたので、抽選に漏れたら2回目開催の案内がきても諦めなきゃいけないかなぁと若干の覚悟はしていました。
(抽選結果のお知らせがくる頃には授与式の日程にあわせて旅行の手配を済ませ、既に約束もいろいろ入れていたので、ツアーに落選したとしても旅行をキャンセルするわけにはいかなかったんです。)
後日、1回目の見学ツアーの抽選に漏れた合格者向けに、見学ツアーと交流会の追加開催が正式決定(日程は2月後半)。
わたしには、1回目(認定証授与式当日)の見学ツアーの当選通知が届きました。
公式発表されているわけではないので確かではないんですが、認定証授与式当日の工場見学の抽選は、岡山から遠くに住んでいる人から優先的に当選させてくれたっぽい?です。たぶん。
わたしのまわりでは、授与式当日の見学ツアー、交流会でお話した岡山県内在住のお2人と関西在住の友人は落選、交流会でお話した関東在住の方とわたし(鹿児島在住)は当選でした。今回抽選に漏れたお3方は、みなさん、2月の見学ツアー&交流会に参加されるそうです。
まとめ:
日程調整や旅費のハードルはあるものの、基本的には、希望者は全員参加できるように開催してもらえるようです。
ジーンズソムリエツアーの概要
まず、認定証授与式当日のスケジュールは以下のとおり。
11:00~ 認定証授与式(10:00 開場・受付開始)
11:40~ 交流会
12:45~ 製造工場見学ツアー(16~17時ごろ、児島駅かジーンズストリートで解散)
※ 見学ツアー参加費 1500円
※ 工場内での写真撮影禁止
3時間くらいで、3社の工場を見学して回ります。
今回のツアーの定員は、約75人。
1号車 2号車 3号車にわかれてバスに乗車し、それぞれ、異なる順番で3つの会社をまわりました。
何号車に乗るかは最初に決まっていて、わたしは1号車でした。1号車は、ジーンズソムリエ24人と運営の方1人。
各工場では、さらに2~3の小グループにわかれ、だいたい10人前後で見学しました。各グループには、その工場の社員さんがついて説明しながら案内してくださって、とても勉強になりました。
ジーンズソムリエツアー・見学レポート
▼ショーワの綿花畑
※ ツアーでは、工場内部の写真撮影は禁止されています。工場の外で写真を撮るときは、都度許可をとって撮影させてもらいました。
工場で写真を撮れないのはちょっと残念だなーと思ってたんですが、それだけ一般には公開できない貴重な施設を見学させてもらえてるんだというのが実際に行ってみてわかりました。
各工場では、10人程度の小グループにわかれ、社員さんに説明・案内してもらいながらの見学だったので、じっくり見たり聞いたりできてすごくよかったです!
試験勉強中、公式テキストを読みながら、文章と絵ではピンとこないなぁと感じていた用語や工程について、実際に見て、「こんな状態なんだ!」と知ることができてとても勉強になりました。
ショーワで、染色・織布工程を見学
株式会社ショーワは、糸の染色から織布・カットまで、布地を一貫生産している会社。
http://www.showatex.co.jp/
▼ショーワ 西工場
西工場では、ロープ染色を見学しました。
▼ショーワ 本社
ショーワ本社では、展示室、カット室、織布工場、綿花畑を見学。
お土産に、綿花を摘ませてくれました。ほわっほわ♪
ベティスミスで、裁断・縫製工程の見学とリベット打ち体験
株式会社ベティスミスは、いわずとしれたジーンズ・カラーパンツのメーカー。
http://www.betty.co.jp/
裁断場では、延反から裁断までの工程を見学。
延反(えんたん)は、テキストの中でも特にピンときてない工程だったので、おー!なるほど、となりました。
次に、縫製工場。
ベティスミスの縫製工場は、立ちミシン方式。1人が複数のミシンを受け持つので、立っている方が効率がいいんだそう。
▼ジーンズミュージアム
▼体験工場
体験工場では、キーホルダー(orストラップ)作りを体験。パーツを選んで、リベット打ちをします。
▼パーツ選び
▼材料をセットして、ぐいっと踏み込みます。
体験で作ったものは、お土産としていただきました。
▼ベティスミスのアウトレットショップ
豊和で、さまざまな加工作業を見学
豊和(ほうわ)株式会社は、加工と製品染めが専門の会社。
http://www.howa-net.co.jp/
洗い・染色・脱色の工場、試験室、色出し室、サンプル室、前加工(ヒゲ、シェービングなど)の工場、レーザー加工場を見学しました。
お土産に、洗い加工に使用する天然の軽石をいただきました。
これ、たしかにワッシャーでガラガラまわしたらすぐ削れて小さくなりそうな感じ。軽いし、サラサラした表面感で柔らかそうです。
+++
とても興味深く、勉強になった見学ツアーでした。少人数での見学で、しっかり見聞きできる環境にしていただいててとてもありがたかったです。
スポンサード・リンク
関連記事
2013年のジーンズ関連3大ニュースを勝手にピックアップしてみた。
私が岡山のジーンズにハマりはじめたのは去年のことですが、今年は、日本のジーンズブランドが
エイジングにこだわりぬいたジーンズを見てきた! The Strike Gold & 倉敷天領デニム
The Strike Gold と 倉敷天領デニム … 有限会社Klax-on(クラクション
ひさしぶりに岡山行ってきたよぅ♪
四国に用事がありまして、お・・岡山寄れるかな!ということで行ってきました。 児島駅や街
ジーンズ初心者にもオススメ!きれいめスタイルのデニム服が並ぶエッジ・オブ・ラインに行ってきたよ♪
エッジ・オブ・ライン(EDGE OF LINE)は、児島のデニム服ブランド。メンズとレデ
近況: 動画編集中です。
先月の岡山レポートはまだまだ序盤(→旅レポ)。 現在、動画の編集作業をしております。慣
藍染め・インディゴ染色における「酸化」と「還元」について調べた。
化学の記憶がなさすぎて泣きそうですが、がんばります。(高校理科は「地学」選択だったけど、たしか1年生
レディスジーンズの老舗ブランド「SOMETHING(サムシング)」の歴史といま
SOMETHINGは、株式会社エドウインによるレディスジーンズのブランド。 SOMET
アイアンハート(IRON HEART)の21ozジーンズのヒミツを聞いてきたよー。
ジーンズやアメカジのセレクトショップで「21oz(21オンス)」のタグを見かけて気になっ
ジーンズ加工専門の会社が作るジーンズがアーティスティックでかっこよかった♪ ~ kojima market place
ジーンズの加工を専門とする美東(有)の自社ブランド「kojima market place」
ジーンズソムリエ資格認定制度の背景等についてのぶっちゃけニュースをピックアップ!
ジーンズソムリエ公式サイト 当ブログ管理人はいままさにジーンズにドハマリ中なので、「製造工程に