藍染め・インディゴ染色における「酸化」と「還元」について調べた。
公開日: | 最終更新日: 2018/06/06 読書・学び
化学の記憶がなさすぎて泣きそうですが、がんばります。(高校理科は「地学」選択だったけど、たしか1年生のとき全員「化学」をさらっとやらされた気がするし、中学理科でも習ったっぽいけど何もオボエテナイよ。)
まずは、酸化、還元という言葉の定義をざっくり。
【酸化】
- 酸素を得る(酸素と化合する)こと。
- 水素を失うこと。
【還元】
- 酸素を失うこと。
- 水素を得る(水素と化合する)こと。
―参考――
―――――
さて、
天然にしろ合成にしろ、インディゴという色素成分はそのままでは水に溶けず浸染できないらしい。
じゃぁどうやって浸染できる状態にするのかっていうところがジーンズソムリエ公式テキストの中で説明されているわけですが、還元とか酸化とかが難しくてよくわかりません (>_<)
【天然藍の醗酵建(はっこうだて)】
「建てる(たてる)」というのは、水に溶けない染料を特殊な液で一旦「還元」すること。空気に触れさせて染料を繊維につける準備となる。
「醗酵建」は、藍に「灰汁(あく。アルカリ分)」を加え、栄養分(アルコールなど)と温度などの環境条件を整えて発酵菌を育て、結果として水素を発生させ、この水素でインディゴを還元させ、灰汁で水に溶解させる方法。約1週間~10日間はかかる。(ジーンズソムリエ公式テキスト p.15-16)
【合成藍のハイドロ建(だて)】
ハイドロサルファイト(以下、ハイドロ)という還元剤を用いる「ハイドロ建」。ハイドロは、最も強力な還元剤で、苛性(かせい)ソーダを加えてインディゴを還元させる。醗酵建と同様、ハイドロで水素を発生させてインディゴを還元させ、苛性ソーダで水に溶解させる。(ジーンズソムリエ公式テキスト p.16)
【インディゴの染色方法】
インディゴの染色は、一般的には浸染法(しんせんほう)が適用される。
インディゴを還元溶解したものを水で薄めて、適当なインディゴ濃度の染色液を作成する。この液の中へ糸を浸漬(しんせき。ひたすこと)し、還元液を吸収させた後(浸染)、絞って空気で酸化させ固着させる。このサイクルを何回か繰り返し、目的の色を出す。(ジーンズソムリエ公式テキスト p.16)
先日購入した繊維の本にもインディゴ染料についてそこまで詳しい説明はなかったので、検索語をいろいろ試しながらひたすらネットで調べたところ、わかりやすいと感じたのが以下4つのページ。
まとめると、
インディゴを還元(水素と化合)させて、アルカリ性の液に溶ける「インディゴロイコ(インディゴの還元体)」にして水溶液にする。水溶液にするために、天然藍の場合は醗酵菌と灰汁、合成藍の場合はハイドロサルファイトと苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使う、
ということらしい。
ふむ、、、なんとなく少しわかったような。
まだスッキリしない部分もあるので(自分の中で)、もう少し勉強を深めたいところです。いい本ないかな。
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